【BPAフリー】のBPAってそもそも何??
BPA(ビスフェノールA)はプラスチックや缶詰に使われる添加剤です。
ペットボトル・プラスチックの食品パッケージ・缶詰のコーティング剤として使われる安定剤です。
BPAは健康上の被害が懸念されている科学物質です。
海外では健康被害を気にしている方が多いので、“BPAフリー”の表記をよく見かけます。
実際にBPAを私生活から完全に無くす事は難しく、カナダ政府な発表によると6歳から80歳までの約90%の尿の中からBPAが検出されています。
この記事では、私生活の中からBPAをできるだけ減らす方法をご紹介していきます。
[目次
・健康被害
・体への入り方
・BPAフリーの落とし穴
・BPAを避ける方法]
・健康被害
BPAの健康被害は多く議論されており、まだ不確実な部分も多いです。
その中でも、とても説得力のある研究結果が発表され話題を集めています。
例えば、BPAにはホルモンをかく乱させる関係性があります。
具体的には、不妊症・男性精子の減少・乳がん・前立腺がん・内分泌疾患・肥満症などがあげられています。
何となくですが、身の回りの人たちが赤ちゃんを授かるのに苦労している人・乳がん問題が多い気がします。今、その年代の人たちは赤ちゃんの頃からプラスチック製品に囲まれて育ってきました。親御さんも、当時はプラスチックの有害性など考え無かった時代です。 赤ちゃんの頃は缶の粉ミルをプラスチックの哺乳瓶でのみ、離乳食やジュースはこぼしても割れないようプラスチック容器に入れる事が多かったと思いませんか?
そう考えると現代人が抱えている問題とプラスチックはすごい関係性が濃いと思います。
・体への入り方
BPAの侵入経路として一番大きいのが、普段口にしている飲食物です。
BPAはプラスチック容器から飲食物へと徐々に溶け出していきます。
BPAは温める・凍らせる・こする・洗う・容器の劣化などによりさらに食品に移っていきます。
また、缶詰の酸性・油性の液体に触れる事でもさらに溶け出します。
知らずのうちに口にしている食べ物などから徐々に体に侵入しているんです。
そして、BPAを口にしたお母さんの母乳にもBPAが含まれており赤ちゃんも間接的にBPAを口にしている事になります。
・BPAフリーの落とし穴
BPAが健康被害の問題として取り上げられた事により、BPAの代替え化学物質がでてきました。ビスフェノールSやビスフェノールF、ポリエーテルスルホンです。
これらの代替え化学物質には、BPAよりも女性ホルモンに大きな影響を及ぼすという研究結果も出ています。
・BPAを避ける方法
1・ 新鮮な食材・冷凍食材を選ぶ
プラスチック包装された食品の摂取量が減ると、体内のBPA量が減るという研究結果が出ています。日本ではなかなかプラスチック包装なしの食材を見つけるのは難しいですが、八百屋さんや量り売りなどで購入できるところを見つけると良いかもしれませんね。
2・ 食材の保存はガラスやステンレス容器を使う
特に脂っこいものなどは、プラスチック容器から添加剤が溶け出しやすいです。
すこしでもBPAなどの混入を防ぐ為に、プラスチック以外の容器を使いましょう。
3・外食を避ける
外食を多くしている人はしない人に比べて、BPA体内含有量が多い傾向にあります。
レストランなどの食材の配達方法・保管方法などを考えればプラスチックがあちらこちらで使われていますね。 ファミレスなど、ほとんどの食品がプラスチック梱包されています。しかも、レンジでチンもします。
4・プラスチック容器に入れたまま温めない
プラスチック容器に電子レンジ可と書いてあるからといって、BPAが体に侵入しないとは限りません。むしろその逆です。レンジで温める際は、陶器やガラスのものにしましょう。
5・実行する
すべてを実行するのなかなか難しいです。
なので、普段の生活の中に少しずつ取り入れて行くのが良いと思います!!
少しでも参考になれば嬉しいです!!!